シューズのリペア

VANSのビンディングシューズが壊れてしまいました。

先日、出先で片ひざをついた際に右のかかとがバリッと見事に分離。

自分はしゃがんで作業をしたりする時に右ひざをつくことが多く、右足のつま先が深く曲がって負担がかかっていたようです。幸いつま先の方までははがれておらず、とりあえずその時はソールを戻してすり足で歩く様にして帰りまで持たせました。

捨てようかとも思ったのですが、気に入っていたシューズだしソールも全然減っていないので修理することに。

まずは構造を調べて方針を立てるため、はがれかけたソールをばらします。

画像1:修理前

画像2:本体、ビンディング取り付けプレート、ソール


はがしてみると、ミッドソールとアウトソールの間に溝が掘ってあって、そこに樹脂のビンディング取り付けプレートがはさまった構造で、接着されているだけなのが確認できた。

ここで

1 このまま接着しても、またはがれる恐れがある

2 もともとこのシューズは底がフラットな割りにフレックスが固くて歩きにくい。

という2点から、プレートを何とか柔らかくする事に挑戦(最悪シャンクの代わりにゴム板でも挟んでスニーカーとして履けるだろうという読み)してみます。

方針が決まったところで左もばらし、シャンクの加工に着手

画像3:ビンディング取り付けプレート上面


画像4:ビンディング取り付けプレート下面


クリートが付いている四角い枠の部分は残し、前後を加工しました。

つま先側はクリートの直前上面に横溝を4本掘り、下面を削る

土踏まず部は上面のリブを完全に削り取る

かかとは周囲のリブを残し、内側のリブを削り取る

以上の事をフレックスを確かめながら徐々に行いました。

接着にはセメダインスーパーXクリアを使用

セメダイン 超多用途 接着剤 スーパーX クリア 135ml AX-041

セメダイン 超多用途 接着剤 スーパーX クリア 135ml AX-041

接着後圧着のためシューズを履いて立ったまま読書。

画像5:完成!


では簡単なインプレ

歩きやすさがアップ
  →プレートを柔らかくした狙い通り

かかとの履きこみが若干深くなり、ホールド感アップ
  →プレートの削りこみでかかとの凹みが深くなり、浅めに感じていたかかとのホールドが丁度良くなった

土踏まずのホールドが低下
  →中敷にコルクシートを追加して対応

自分としては「買ってすぐやってもいいんじゃね?」ってくらいの成功。お気に入りがゴミにならずにすみました